管理がラクな芝生は？仙台市の気候に合った芝の種類を比較

2025年6月27日2025年9月28日

「庭に芝生を敷きたいけど、手入れが大変そうで不安…」「仙台の寒い冬でもちゃんと育つ芝生はあるの？」
そんな疑問をお持ちの方は多いでしょう。

芝生は庭の見た目を美しくするだけでなく、裸足で歩ける心地よさや、家族やペットの憩いの場にもなります。しかし、芝生の種類によって育てやすさや管理の手間、仙台の冬の寒さや夏の湿気への耐性は大きく変わるため、慎重に選ぶ必要があります。

この記事では、東北・仙台の気候に適した芝生の種類を比較し、特に管理がラクでおすすめの芝生をご紹介します。また、芝張り後のメンテナンスや注意点についても詳しく解説します。
これから芝生の庭づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

1. 仙台市の気候と芝生管理のポイント

仙台市は東北地方の太平洋側に位置し、比較的温暖とはいえ冬は積雪や霜があり、寒さは厳しいです。一方で、夏は湿度が高く蒸し暑い日もあります。これらの気候条件は芝生の成長に大きな影響を与えます。

芝生を選ぶ際に抑えておきたいポイントは以下の通りです。

耐寒性が高いこと

冬季の積雪や霜に耐え、春まで枯れずに越冬できる芝が理想です。仙台の冬は氷点下になる日も多いため、寒さに強い芝を選ぶ必要があります。

冬越しできる種類であること

多くの芝は冬に休眠しますが、休眠しても枯れずに春に再生できる種類が適しています。

成長スピードが適度で手入れ頻度が少ないこと

成長が早すぎると頻繁な芝刈りや肥料の管理が必要です。忙しい方には省管理型の芝がおすすめです。

湿気や病気への強さ

梅雨や秋雨で湿度が高くなるため、病気やカビに強い芝を選ぶことも重要です。弱い芝は枯れたり、見栄えが悪くなる原因になります。

これらのポイントを踏まえ、仙台市の気候に合った芝選びをしましょう。

2. 芝生の種類と特徴

芝生は大きく「日本芝（暖地型）」と「西洋芝（寒地型）」に分かれます。それぞれの特徴と向き不向きを以下にまとめました。

芝の種類	特徴	向き	不向き
高麗芝（こうらいしば）	日本芝の代表格。暑さに強く踏圧にも強い。	暖地～温暖地向き	仙台の寒冷地では冬に休眠し枯れることが多い
野芝（のしば）	高麗芝よりも素朴で乾燥に強い。管理はラク。	乾燥に強く耐寒性あり	見た目はやや粗めで緑色も淡い
ケンタッキーブルーグラス	西洋芝。葉が細かく美しいが肥料や手入れが多い。	寒冷地向き	手間がかかるので初心者には不向き
トールフェスク	病害虫に強く寒さに耐える。成長が早い。	寒冷地向き	成長が早すぎて刈り込み頻度が増えることも
TM9（ティーエムナイン）	高麗芝の改良品種。成長が遅く管理がラク。	仙台など温暖～寒冷地向き	初期費用が高く入手性がやや低い
人工芝（グラスガーデン用）	メンテナンス不要で1年中緑。風合いは自然芝と異なる。	メンテ不要を希望する方	自然な風合いや土の感触を求める方には不向き

3. 管理がラクなおすすめ芝生3選（仙台市向け）

第1位：TM9（ティーエムナイン）

特徴
TM9は高麗芝の品種改良により、成長スピードが遅く、芝刈り回数を大幅に減らせる省管理型の芝生です。病害虫にも強く、仙台の寒さにも耐えられるため、近年人気が高まっています。

メリット

芝刈りの回数が通常の半分以下
病害虫に強い
休眠後も再生が早い

デメリット

初期コストがやや高い
日当たりの良い場所を好むため、日陰には不向き

おすすめポイント
仙台市の家庭で最も使われている芝の一つ。管理を楽にしたい方に最適。

第2位：トールフェスク（耐寒性西洋芝）

特徴
トールフェスクは寒冷地に適した西洋芝で、病害虫にも強く耐踏圧性も優れています。冬の寒さに強く、仙台の冬を越せる数少ない西洋芝です。

メリット

病気に強い
冬でも緑を保てる
耐踏圧性が高い

デメリット

成長が早いため芝刈りの頻度が増える可能性あり

おすすめポイント
芝刈りを苦にしない方や冬も緑の庭を楽しみたい方に向いています。

第3位：人工芝（高品質タイプ）

特徴
人工芝は最近では非常にリアルな見た目が特徴で、天然芝と見間違えるほど。水やり、肥料、芝刈りなどのメンテナンスが一切不要です。

メリット

年中緑色で美観が保てる
水やりや肥料不要
雨や霜の影響を受けない

デメリット

初期の施工コストがかかる
地面の整地作業が必要
自然の土や芝の風合いがない

おすすめポイント
忙しい方や、手入れを一切したくない方にぴったり。ペットや子供の遊び場にも安全です。

4. 芝張り後の維持管理と注意点

自然芝を庭に敷いた場合、きれいな状態を維持するには一定の管理が欠かせません。以下は主な管理項目です。

芝刈り

生育期の5月〜10月の間は月2〜4回の芝刈りが必要です。刈り込み過ぎは芝の成長を妨げるため、3分の1以下の高さに刈るのが目安です。

水やり

夏は特に朝夕の水やりが重要。乾燥が続くと芝が弱り、茶色くなる原因になります。

肥料

年2〜3回の施肥が望ましいです。春の芽吹き前と、秋の成長期に施すと効果的です。

エアレーション

土壌の通気性を高めるために年1〜2回のエアレーション（穴あけ作業）が推奨されます。これにより根が健康に育ちます。

冬季管理

仙台の寒さで多くの芝は休眠し茶色くなりますが、これは自然な状態です。春になれば再び緑が戻りますので安心してください。春の更新作業（刈り込み・肥料）を丁寧に行いましょう。

5. まとめ：手間を減らして美しい芝庭を楽しもう

仙台市で芝生を導入するなら、まずは地域の気候に合った芝の種類を選ぶことが成功のポイントです。
管理のしやすさや冬越しの耐性、手入れの頻度などを比較検討し、ライフスタイルに合った芝を選びましょう。

省管理で選ぶなら：TM9（ティーエムナイン）がおすすめ。芝刈りの負担が大幅に減ります。
冬も緑を楽しみたいなら：トールフェスク。寒さに強く美しい見た目を保ちます。
手入れゼロで美観重視なら：高品質な人工芝が最適。見た目も自然で一年中青々とした庭に。

自然芝の良さはその風合いや土の感触ですが、手間を考えると無理なく管理できる種類を選ぶことが何より大切です。まずは、ご自宅の環境（日当たり、土質）やお手入れにかけられる時間をよく考慮して、最適な芝を選びましょう。

天然芝・人工芝のご相談は、外構工事専門店シビル・ジャパンへお気軽にご相談ください。

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