【仙台市 フェンス工事】境界・目隠しどちらが必要か解説(完全版)

1. はじめに
外構工事の中でも、多くの方が検討するのがフェンスの設置です。「隣地との境界がわかりづらい」「人目が気になる」「ペットやお子様の安全を確保したい」といった理由から、フェンス工事の需要は年々高まっています。
特に仙台市のように住宅密集地が増加している地域では、境界明示と目隠しの両方を兼ねたフェンス設置の重要性が増しています。
しかし、実際にフェンスを設置しようとすると、
- 境界用フェンスと目隠しフェンスはどう違うの?
- 隣地との距離や高さ制限はあるの?
- 法律や条例に気をつける点は?
といった疑問を持たれる方も多くいます。
この記事では、仙台市でのフェンス工事における「境界フェンス」と「目隠しフェンス」の違い・必要性・注意点・施工の流れなどをわかりやすく解説します。これから外構をご検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
2. フェンス工事は「境界」と「目隠し」の2タイプ
2.1 境界フェンスとは?
境界フェンスは、自分の土地と隣地の境界を明示する目的で設置されるものです。高さが低めで、通風性があるシンプルなデザインが主流です。
【特長】
- 高さ:60〜100cm程度が一般的
- 材質:アルミ・スチールメッシュ・木製など
- 設置目的:土地の範囲を明確にする、隣地との区切り
隣地とのトラブル防止や、ブロック塀の上に取り付けて仕切りを明確にする用途によく使われます。
2.2 目隠しフェンスとは?
目隠しフェンスは、その名の通りプライバシー保護を目的としたもの。隣家や道路からの視線を遮るため、高さ1.6m〜2m程度でパネル型やルーバー型のフェンスが用いられます。
【特長】
- 高さ:160〜200cm程度
- 材質:樹脂板・アルミ形材・木調パネルなど
- 設置目的:視線遮断、防犯、庭での安心感の確保
特に、道路に面したリビングの窓前や、隣家との距離が近い場所での設置が多いです。
3. 仙台市におけるフェンス工事の注意点
3.1 高さ制限・条例の確認
仙台市では、フェンスの高さが1.2mを超える場合、構造物扱い(工作物)として建築基準法の対象になる場合があります。
【注意点】
- 境界フェンス:1.2m以下なら申請不要
- 目隠しフェンス:1.2mを超える場合、建築確認申請が必要なケースも
- 境界ギリギリに施工する際は、隣地所有者との事前協議が望ましい
また、隣地の日照や通風を妨げる高さのフェンスには注意が必要です。隣人トラブルを避けるためにも、事前の説明や相談を行いましょう。
3.2 強風・積雪対策
仙台市は冬の積雪や台風・強風の影響を受ける地域です。耐風圧・耐雪荷重を考慮した設計・施工が重要です。
【対策例】
- 支柱ピッチを狭く設定する(通常より密に)
- 高さのあるフェンスには基礎を深めに設定
- アルミ形材やスチール製など耐久性のある素材を選ぶ
4. こんなときはどちらを選ぶ?判断基準のポイント
「うちは境界フェンスだけでいいの?」「目隠しも必要?」と迷われる方は、以下の基準で検討してみましょう。
| ケース | 境界フェンス | 目隠しフェンス |
|---|---|---|
| 隣地との土地の区切りをはっきりさせたい | ◎ | △ |
| プライバシーを確保したい | △ | ◎ |
| おしゃれな外観を演出したい | △ | ◎ |
| 施工費用を抑えたい | ◎(安価) | △(やや高価) |
| 通風を優先したい | ◎ | △(設計次第) |
境界明示がメインなら低めのフェンスで十分ですが、視線対策が必要なら目隠しフェンスが必須です。ライフスタイルや敷地条件に合わせて、併用することも可能です。
5. 施工の流れと費用の目安
5.1 フェンス工事の流れ
- 現地調査・ヒアリング
敷地の境界・地盤状態・既存構造物の確認 - プラン・見積もり作成
高さ・材質・長さ・設置範囲に応じた提案 - ご契約後、施工スタート
基礎工事(独立基礎 or ブロック上) → 支柱設置 → パネル取付 - 完成・確認・お引渡し
5.2 費用の目安(10mあたり)
| フェンスタイプ | 概算費用(施工込) |
|---|---|
| 境界メッシュフェンス(H800) | 約6〜9万円 |
| アルミ形材フェンス(H1200) | 約12〜18万円 |
| 目隠しフェンス(H1800) | 約20〜30万円 |
※ブロック施工や基礎工事を含むと別途追加費用がかかる場合があります。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 隣地との共有フェンスはどう扱えばいい?
→ 境界上のフェンスは、原則としてどちらの所有物か明確にする必要があります。共同設置の場合は書面の取り交わしが望ましく、維持管理や修繕費についても事前に話し合いましょう。
Q2. フェンスの設置後にクレームが来ることはある?
→ 高さ・位置・デザインが理由で隣人から意見が出るケースも。施工前に一声かけておく配慮が、後のトラブル回避につながります。
Q3. 雪で壊れたりしませんか?
→ 樹脂製や薄いアルミのフェンスでは、積雪荷重で破損の恐れがあります。仙台エリアでは、積雪・強風に対応した商品を選定することが重要です。
7. まとめ|仙台市でのフェンス工事は目的に応じた設計を
フェンスは単なる「仕切り」ではなく、安心・快適な暮らしを守るための重要な外構要素です。仙台市のような都市住宅地では、境界の明示とプライバシーの確保、両方をバランスよく考えることが求められます。
有限会社シビル・ジャパンは、境界用・目隠し用いずれのフェンスも豊富な施工実績があり、お客様の暮らしや敷地条件に最適なプランをご提案しています。
「高さはどれくらいがいい?」「隣地との距離が気になる」など、小さなお悩みでもまずはお気軽にご相談ください。
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